附属図書館副館長・新図書館計画推進室長 退任のご挨拶
私こと東京大学教授石田英敬は本日平成二七年三月三一日付を持ちまして、任期満了にともない附属図書館副館長・新図書館計画推進室長を退任いたします。ここに、在任中の皆様のご支援ご声援に深く感謝し心から御礼申し上げます。
東京大学新図書館計画はアカデミック・コモンズの建設工事が始まり実現に向けた歩が大きく踏み出されました。
私の在任中にこの大事業は計画構想から計画推進の段階へと進み、新図書館計画推進室一同事業の遂行に邁進してまいりました。
講演会・セミナー等の開催、様々な場面を捉えての情報発信などを通じてプロジェクトの社会的認知度もあがり、大学図書館の新しいあり方を追求する大計画として国内外でも注目されるようになりました。その活動の様子は東京大学新図書館計画公式ウェブサイトでもお伝えしてきたとおりです。
二十一世紀のハイブリッド図書館をめざす国内外の学外機関・企業等との研究開発・共同事業も次第に軌道に乗り、東京大学新図書館アカデミック・コモンズ寄付事業には多くの皆様から温かいご支援を頂戴することができました。ここに厚く御礼申し上げます。
今般東京大学総長の交代と附属図書館館長の交替に伴い、本事業も新しい推進体制のもと進められることになりました。本日三月末日に至りこのようなご挨拶を差し上げることとなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
東京大学附属図書館が、二十一世紀の新しい大学図書館を創るという社会との約束をしっかりと果たし計画を確実に実現できるよう、私自身四月からは別の立場からこの大計画を支えていく所存です。
在任中の皆様の温かいご支援に深く御礼申し上げますとともに、引き続きこの大事業への皆様のご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成二七年三月三一日
東京大学附属図書館副館長・新図書館計画推進室長
石田英敬