障害のある利用者(本学構成員)等への資料電子化サービス

東京大学附属図書館では、視覚障害、肢体不自由などのため、紙媒体の資料の利用が困難な方を対象に、図書館所蔵資料等の電子化サービスを行っています。

 

対象者

東京大学の学生・教職員および博士課程で所定の単位を取得し、満期退学した後も引き続き在籍時の研究を継続される方(オーバードクター)で、視覚障害、肢体不自由などのため、紙媒体の資料の利用が困難な方のうち、(元)所属部局を通してバリアフリー支援室にサービス利用の登録をしている方

サービス内容

学内図書館所蔵資料のPDF化およびテキスト化。学習・教育・研究等に必要なものであれば、利用者自身の持ち込み資料(自身所有のもの、利用者が所属部局の図書館室を通して学外図書館から借り受けたもの等)も可能です。
※授業のレジュメ等は本サービスの対象にはなりません。所属部局のバリアフリー支援実施担当者にご相談ください。

サービス利用方法

  • サービス開始にはバリアフリー支援室および図書館での事前登録が必要です。まず、(元)所属部局の支援実施担当者(学生は主に教務担当係)に対して、バリアフリー支援申込届を提出し、サービス利用の申請を行ってください。バリアフリー支援室を通して、本サービスの利用登録が図書館にされます。利用登録完了の連絡が図書館から届き、サービス開始となります。

    バリアフリー支援申込について詳しくはバリアフリー支援室のページをご覧ください。

  • 電子化してほしい資料名等を電子化申請書に記入、又はメール本文に記入して、(元)所属部局のあるキャンパスの拠点図書館に申し込んでください。一度に申し込めるのは5冊までです。
  • 電子化には、図書館に図書が届いてから、1冊あたりPDF化で1週間、テキストデータ化では内容により1~3ヶ月程度かかります。作業の受付状況によっては、さらにお時間をいただく場合があります。また、特殊言語資料などはPDF化のみでテキスト化できない場合もあります。
  • 電子化作業が完了したら、図書館からお知らせしますので、申請した方法(Webからのダウンロード、CD-ROM受取等)で電子化データをお受け取りください。
    ※ 受け取ったデータを複製・再配布することは法律で禁じられています。

備考

このサービスは、著作権法第37条第3項及び、図書館関係団体が共同で定めた「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」に則り行うものです。また、希望するすべての資料が電子化できるとは限りませんので、利用の際は事前に相談させていただきます。