図書系職員の仕事内容

大学等の図書館、図書室等を管理・運営し、資料や情報、または環境を提供することで、それらの学習・教育・研究活動を支援することが主な仕事です。

図書館で扱う「資料」とは?
図書、雑誌、新聞、パンフレットなど、紙の媒体はもちろん、磁気テープ、光ディスクなど形態もさまざまです。さらに現在では、電子ジャーナル、電子ブック、オンラインデータベース等の電子コンテンツの比重が大きくなってきています。

主な業務内容

  • 資料の選定、発注、契約、受入
  • 目録(カタログ)データ作成
  • 資料の装備、製本、修理
  • 資料の登録及び資産管理
  • 閲覧、貸出、複写のサポート
  • 他図書館所蔵資料の利用のサポート
  • 他大学等への資料の貸出・複写サービス
  • レファレンスサービス
  • リテラシー教育
  • 業務用システムの管理
  • 学内の学術情報(論文、講義の教材等)の発信
  • 貴重資料等の電子化・公開

先輩職員の声

東京外国語大学附属図書館 木村有美子さん

採用試験-先輩の声1

①どんな仕事をしているか

  • 2008年度に図書系で採用され、主に、図書館のカウンター(窓口)業務を担当しています。この他、当館にない図書や論文のコピーを他大学から取り寄せるサービスや、授業・ゼミの時間に文献を集める方法(各種データベースの検索方法)に関するガイダンスなどを行っています。また、裏方業務として図書館システムの管理やHPの作成も行っています。

②今の仕事にやりがいを感じるのはどんな時か

  • カウンターでは利用者の方から様々な相談を受けます。たとえば、マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』をモンゴル縦文字で読みたい、ラオスの音楽についてレポートを書きたいが文献を見つけられない、など、内容は多岐にわたります。そうした資料を発見・提供でき、利用者の方に満足していただけた時に、今の仕事にやりがいを感じます。 また、本学では日本語・英語以外の言語で書かれた文献や情報を必要とされる方が多いので、自分でも対応できる言語を習得しようと、現在は中国語の研修を受けています。もちろん、海外からの留学生・研究者の方も多くいらっしゃいますので、英語で受け答えや案内ができるよう、英会話のスキルも必要です。そうした研修で身に付けたことを、実際にカウンターなどで活かせるというのも、今の仕事ならではのやりがいです。

③図書系を受けようか迷っている人にひとことアドバイス

  • 図書館は、学生から教員・研究者のために必要な資料を収集・提供することで、大学の学習・研究をサポートしています。そして、多様な要望に応え、的確なサポートを提供できるよう、自身のスキルを磨き続ける必要のある職場です。そうした環境で過ごしたい方はぜひ、図書系に挑戦してください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

東京大学駒場図書館 小川夏代子さん 

採用試験-先輩の声2


①どんな仕事をしているか

  • 私の仕事は、利用者の方が学習・研究に必要な資料を利用できるよう支援することです。 例えば、必要な資料が図書館にない時には、他の図書館で利用できるか調べたり、他の図書館から論文のコピーや図書を取り寄せたりします。 また、「研究に必要なデータはどの資料に載っているのか」といったように、利用者の方がどの資料を利用すればいいのかわからなくて質問して きた時には、図書や雑誌、データベースを調べて資料を探し当てます。質問やリクエストに応えるだけでなく、図書館から情報を発信することもあります。新学期に新入生向けの図書館ガイダンスを行ったり、レポート作成に必要な資料をどのように探せばいいのか講習会で説明するのも、その一つです。

②今の仕事にやりがいを感じるのはどんな時か

  • 利用者の方一人ひとりの学習や研究に合った資料を提供するためには、利用者の方が来た際にこちらから質問して、ニーズを確認しておく必要があります。また、必要な資料がどの図書館にあるかわからないときなど、資料にたどり着くまでに長時間調査することも少なくありません。手間や時間がかかることもありますが、資料を渡した時に「これで研究が進みます」とお礼を言ってもらえると達成感と充実感でいっぱいになります。

③図書系を受けようか迷っている人にひとことアドバイス

  • 大学での学習・研究を支援するために大学図書館ができること、したいことは、まだたくさんあります。利用者の方がより早く、より良い資料を手に入れられるよう、皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています。

国立極地研究所情報図書室 南山泰之さん(2011年4月に東京大学に異動)

採用試験-先輩の声3

①どんな仕事をしていたか

  • 普段は図書や雑誌の整理、他の図書館との資料のやり取り、カウンター対応などをしています。通常の大学図書館と異なり、利用者のほとんどが研究者か大学院生なので、サービス内容も専門的な知識を前提とした文献検索や、利用できるオンラインデータベースの充実化など、より研究活動に密着したものが多いです。

②その時の仕事でやりがいを感じたのはどんな時か

  • 研究対象の分野が(実は)多岐に渡るため、各分野の利用者が必要とする情報を集約し、ウェブサイト上でのアクセス環境を整え、所内に周知する、といった情報の交通整理はかなり大変な仕事ですが、その分やりがいがあります。また職員数が少ない分、予算や運営に係る業務もすぐに担当できますので、責任は重いですが得られるものも大きいです。利用者との距離も近く、サービスに対する評価や要望をすぐにフィードバックしてもらえるのもポイントです。

③図書系を受けようか迷っている人にひとことアドバイス

  • 利用者と図書を繋ぐ役割を果たす図書館の仕事は、教育や学術研究の現場に直に触れることができる環境にあり、知的好奇心への刺激は事欠かないでしょう。社会人大学生として学問を続けている方も多く、研修制度も充実しているため、ご自身のやる気を最大限生かすことができます。また、仕事以外の時間もきちんと取れるため、各々のライフプランに合った仕事との付き合い方を考えられる、大変働きやすい職場です。みなさんと一緒に働ける機会を楽しみにしています。

<試験についての問い合わせ先>
関東甲信越地区図書系専門試験実施委員会
代表 東京大学附属図書館 (総務課庶務係)
TEL: 03-5841-2603